夢追い人に忘れないで欲しいこと
「夢を叶える」、自身が思い描いている理想像に近づけた時、人はそう言うのでしょうか。それならば、自身がやりたかった職に就けたときにも一つの夢が叶った言えるでしょう。自らが渇望していた職に、自らの力で漕ぎ着けたときの達成感たるや相当のものと想像出来ます。その道のりが長ければ長いほど、不安や緊張で張りつめた思いもありながら長い時間を過ごさなければならない為、それが叶えられたときの喜びもひとしおでしょう。
しかしながら、自身が叶えたくて仕方がなかったものが手に入った瞬間、そこで満足してしまうケースも少なくはないようです。それまでの頑張りが嘘のように、突然糸がプツンと切れてしまったかの如く努力をしなくなる、なんて事も往々にして有り得るのです。如何せんこの後がまさに頑張りどころなのが現実です。叶えた後に、そのチャンスを活かすも殺すも自分次第なのです。理想を追い求めるあまり現実を見失っては元も子もありません。
必要なことは、しっかりと現実を見据えながら努力を続ける事なのではないでしょうか。継続は力なり、という言葉があるように、努力を続けることが出来れば力も付いてきますが、途中でやめてしまうとそこで力も続かなくなります。理想が叶えられる力があっても、それを続ける力が無いのは非常に残念な事です。
何かを追い求めるとき、そこには叶えたものに甘んじることなく努力を続ける覚悟も必ず必要になることをお忘れないようにしましょう。その後も努力する覚悟こそ、何物にも勝る力に変わるはずなのです。